Linux KVM上のWindowsがサスペンドからの復帰後にネットワークに繋がらないときの対応

この記事は公開から4年以上経過しています。

少し特殊な運用ですが、備忘録として。

複数NIC環境でLinuxのKVM仮想マシンに物理NICをPICデバイス割り当て(パススルー)している状態でホストPCをサスペンドすると、レジューム後にゲストWindowsのネットワークが切断されてしまい繋がらない場合があります。

file

恐らくゲストOS側ではホストOSがサスペンド→レジュームされた事が認識できないため、NICドライバがPnPの電源管理イベントを適切に処理できないのが原因だと思われますが、残念ながらゲストツールなどを導入しても改善できないようです。

根本的な解決策ではありませんが、この状態でコントロールパネルのネットワークアダプタ設定で切断→接続を行うことで再接続が可能な場合は、ゲストWindows上に

netsh interface set interface "LAN" DISABLED
netsh interface set interface "LAN" ENABLED

LANの部分は自環境のネットワーク接続名に置き換えてください。

のようなバッチファイルを作成しておき管理者権限で実行することで、最接続作業の手間が少し緩和できます。

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