archlinuxでVSCodeのC#拡張を使ったデバッグができないときの対応

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archlinuxのVisualStudioCodeからC#拡張でデバッグを開始してもプログラムがうまく実行できない場合の対応についての備忘録。
ここではarchlinuxを対象としていますが、原因は他のディストリビューションでも同様と思われます。

問題

archlinuxでVisualStudioCodeでC#拡張を使ってデバッグを開始したとき、デバッグが開始されてもプログラムが実行されない場合があります。

原因

C#拡張によるデバッグにはOSS版ではないAUR版のマイクロソフトブランドのVisualStudioCodeが必要です。

対応

上記原因によりデバッグが実行できない場合はlaunch.jsonconfigurationsに以下の設定

"logging": {
   "engineLogging": true
}

を追加すると、デバッグ開始時にデバッグコンソールに

Unknown Error: 0x89720010

のようなエラーが発生することが確認できますので、VisualStudioCode公式サイトに従い、AURからマイクロソフトブランドのvisual-studio-code-binパッケージをインストールします。

yayを利用している場合は、以下のコマンドでインストールが可能です。

$ yay visual-studio-code-bin

注意点

既存のVisualStudioCodeはAURからのインストールで競合するためアンインストールが必要になりますが、既存の設定や拡張は自動的に引き継がれませんのでご注意下さい。

設定についてはOSS版の設定ファイル

~/.config/Code - OSS/User/settings.json

をAUR版の設定ファイル

~/.config/Code/User/settings.json

に上書きコピーすることにより移行が可能です。

拡張などもフォルダのコピーで動作するようですが、トラブル防止のため再インストールをオススメします。
拡張の一括移行(再インストール)手順については下記参考ウェブサイトにも記述されていますので、宜しければご覧ください。
また、お使いのVSCodeバージョンによってはVSCodeの設定同期機能を利用して同期できるかもしれませんが未検証です。

参考ウェブサイトなど

以上です。

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