RichTextをXAMLに変換する方法(ツールダウンロードあり)

この記事は公開から4年以上経過しています。

過去のエントリで、帳票レイアウト作成にRichTextからXAMLへ変換する方法を紹介すると予告しましたので、今回はその方法について即席のツールを用意しました。


ツール本体ダウンロード

開発環境は VisualStudio2017/.NET Framework4.5/WPF/C# です。
あくまで即席ツールなのでMVパターン実装&エラー未処理なのでご了承下さい。

  • RichText2Xaml
    バイナリ/ソース一式。開発環境およびVirusTotalでウィルススキャン済み、ライセンスはMIT Licenseです。


使い方

  1. Microsoft® Wordで作成した帳票レイアウトをリッチテキスト(RTF)形式で保存してWindows標準のWordPadで開きます。この操作によってXAMLで表現できない書式が削除されますので適宜デザインを整えて下さい。最初からWordPadで作成する場合には、この手順は不要です。
    file
    上図の例ではOffice365の「最新の履歴書」というテンプレートを使用しています。

  2. RichText2Xamlツールを起動したら、WordPadの内容を全コピーしてRichText2Xamlツール上部のエディタ部分にペーストします。
    file

  3. RichText2Xamlツール下部のSaveToXAMLボタンを押下してファイル保存ダイアログを開き、任意の場所と名前でXAMLファイルを保存します。
    file
    保存されるXAMLは上記のようにminifiedされた状態のため、適宜テキストエディタやVisualStudioのフォーマット機能で整形してください。

  4. 前の手順で保存したXAMLファイルをテキストエディタで開き、<Section>タグ内のコードを帳票を利用するアプリケーションのXAMLファイル内にFlowDocumentとして貼り付けます。おおよそイメージ通りにレイアウトができていることを確認出来ると思います。
    file

後はVisualStudio上のXAMLエディタでレイアウトを微調整したうえで、動的なデータへのバインディング等の設定を行えば完成です。


以上です。

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