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Ubiquiti Networks社のEdgeRouter™X(EdgeOS)で、CLIから管理者ユーザーを追加して初期管理者ユーザーを削除する方法。
設定を誤るとネットワークに接続できなくなり、最悪設定の初期化が必要になる場合もあります。設定を変更する前には必ずコンフィグを保存&バックアップして作業を行ってください。
CISCOやYAMAHA製品なども同様ですが、GUIとCLIの設定を併用すると整合性がとれなくなることがありますので、CLI設定に対応した機器ではCLIのみを用いて設定することをオススメします(テキストベースのコンフィグはGitで管理すると変更管理が容易です)。
対応
- ssh等でコンソールに接続して初期ユーザー
ubnt
/初期パスワードubnt
でルーターにログイン configure
コマンドでコンフィグモードに移行- 以下のコマンドでユーザーとパスワードの追加を行い、ユーザーのレベルを管理者に設定
# set system login user ユーザー名 authentication plaintext-password パスワード # set system login user ユーザー名 level admin
commit ; save
コマンドで設定を反映&保存exit
コマンドで一旦sshを終了- 再度コンソールに接続して先程追加したユーザー名とパスワードでログイン
configure
コマンドでコンフィグモードへ移行- 以下のコマンドで初期ユーザー
ubnt
を削除# delete system login user ubnt
commit ; save
コマンドで設定を反映&保存
コマンドではパスワードをクリアテキストで入力していますが、コンフィグ上はしっかり暗号化して保存されます。
ちなみに、ログイン情報はコンフィグモードからshow system login
コマンドで確認できます。
参考ウェブサイトなど
- Ubiquiti Networks
EdgeRouter – User Accounts
以上です。