Linuxがフリーズしたとき、なるべく安全に再起動させる方法

この記事は公開から4年以上経過しています。

Linuxシステムがフリーズした際に、Ctrl+Alt+BackspaceによるXサーバの強制終了や、Ctrl+Shift+F1〜による仮想コンソールへの切り替え、TelnetやsshによるリモートログインによるリブートができずPCのリセットや電源オフしか手段がなさそうなとき、なるべくシステムを安全にリブートする方法の備忘録。

但し、カーネルでマジックSysRqキーの設定が有効になっていない場合や、カーネルが完全にフリーズしている(キーボードのハードウェア割り込みが効かない)場合には、この方法を利用できません。詳しくは、参考ウェブサイトをご参照ください。

この手順によりシステムを必ず安全に再起動できる保証もありません。あくまで緊急時の手段として、ハードリセットや電源オフより安全にシステムを再起動する手段となります。
また、マジックSysRqキーを有効にしている場合、物理的アクセスが可能な第三者やsshなどでリモートログインしている第三者による意図しないSysRq発行によるシステムの停止や、カーネルコマンド実行に関連したセキュリティの低下が発生することに注意が必要です(サーバーでは原則NG)。


操作手順

Alt+SysRq/PrintScreenを押しながら、reisubの順にゆっくりとアルファベットキーを押下する。

ちなみに各ショートカットの意味は、

キー 意味
r XWindowからキーボード制御を取得する
e 全プロセスにSIGTERMを送信して通常終了させる
i 全プロセスにSIGKILLを送信して強制終了させる
s ディスクの書き込みキャッシュをフラッシュ
u 全ファイルシステムをリードオンリーで再マウント
b システムを再起動

です。


参考ウェブサイトなど

以上です。

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