LinuxでML.NETのTimeSeriesを使用するとMklImportsでエラーが発生する問題の解決策(その2)

この記事は公開から3年以上経過しています。

過去のエントリでは、LinuxでML.NETのTimeSeriesを利用したときに発生するMklImports例外を解決する方法としてIntel® MKLパッケージをシステムにグローバルインストールする方法を紹介しましたが、openSUSE(LEAP15.3)では、セキュリティやライセンス面などから安心して利用できるIntel® MKLパッケージを見つけることができなかったため、別の解決方法を紹介します。

対応

AnthonyLloyd氏がNuGetにて公開しているMKL.NETのランタイムパッケージをインストールする。

本エントリではLinux版のみを紹介させて頂きましたが、この他にWindows(x64/x86)、OSX(x64)版パッケージなども存在します。興味がある場合は詳細は参考ウェブサイトをご参照ください。

ちなみに過去のエントリC#と機械学習でコロナ感染の今後を予測してみるのプログラムでLinuxのx64版パッケージを利用する場合はCovid19InJapan.csprojPackageReferenceに以下のように設定します(バージョンは2021.8.17時点の最新)。

Covid19InJapan/Covid19InJapan.csproj

<Project Sdk="Microsoft.NET.Sdk">

  <PropertyGroup>
    <OutputType>Exe</OutputType>
    <TargetFramework>net5.0</TargetFramework>
  </PropertyGroup>

  <ItemGroup>
    <PackageReference Include="CsvHelper" Version="15.0.5" />
    <PackageReference Include="MathNet.Numerics" Version="4.12.0" />
    <PackageReference Include="Microsoft.ML" Version="1.6.0" />
    <PackageReference Include="Microsoft.ML.TimeSeries" Version="1.6.0" />
    <PackageReference Include="MKL.NET.linux-x64" Version="2021.3.0.520" />
    <PackageReference Include="XPlot.Plotly" Version="3.0.0" />
  </ItemGroup>

</Project>

参考ウェブサイトなど

以上です。

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