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VSCode拡張開発など、旧バージョンのVSCodeを使って動作確認を行う際の注意点。
旧バージョンのVSCodeの入手方法についてはこちらのエントリをご参照ください。
問題
新しいバージョンのVSCodeがインストールされている環境で旧バージョンのVSCodeをそのまま利用すると、システムに保存されている拡張やVSCodeや拡張関連のユーザーデータを新旧バージョンで共用することによってユーザーデータの整合性が喪失したり破壊される恐れがある。
対応
旧バージョンのVSCode実行時に拡張やVSCodeユーザーデータを共用しないようにする。
方法1
実行時にコマンドラインパラメーターでVSCodeユーザーデータディレクトリと拡張ディレクトリを手動指定する。
code(code.exe/code.app) --user-data-dir /Path/To/UserData --extensions-dir /Path/To/LocalExtension
方法2
ポータブルモードを有効にする(VSCodeユーザーデータディレクトリと拡張ディレクトリがポータブル用に自動作成される)。
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Linux/Windowsの場合
VSCodeの実行ファイルのあるディレクトリに
data
ディレクトリを作成する。VSCode ├code(code.exe) ├data
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Macの場合
VSCodeの実行ファイルのあるディレクトリに
code-portable-data
ディレクトリを作成する。VSCode ├code.app ├code-portable-data
参考ウェブサイトなど
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Visual Studio Code Docs
Command Line Interface (CLI) Advanced CLI options -
Visual Studio Code Docs
Portable Mode
以上です。