旧バージョンのVSCodeを利用するときの注意点

この記事は公開から3年以上経過しています。

VSCode拡張開発など、旧バージョンのVSCodeを使って動作確認を行う際の注意点。

旧バージョンのVSCodeの入手方法についてはこちらのエントリをご参照ください。

問題

新しいバージョンのVSCodeがインストールされている環境で旧バージョンのVSCodeをそのまま利用すると、システムに保存されている拡張やVSCodeや拡張関連のユーザーデータを新旧バージョンで共用することによってユーザーデータの整合性が喪失したり破壊される恐れがある。

対応

旧バージョンのVSCode実行時に拡張やVSCodeユーザーデータを共用しないようにする。

方法1

実行時にコマンドラインパラメーターでVSCodeユーザーデータディレクトリと拡張ディレクトリを手動指定する。

code(code.exe/code.app) --user-data-dir /Path/To/UserData --extensions-dir /Path/To/LocalExtension

方法2

ポータブルモードを有効にする(VSCodeユーザーデータディレクトリと拡張ディレクトリがポータブル用に自動作成される)。

  • Linux/Windowsの場合

    VSCodeの実行ファイルのあるディレクトリにdataディレクトリを作成する。

    VSCode
    ├code(code.exe)
    ├data
  • Macの場合

    VSCodeの実行ファイルのあるディレクトリにcode-portable-dataディレクトリを作成する。

    VSCode
    ├code.app
    ├code-portable-data

参考ウェブサイトなど

以上です。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする