Windows10のエクスプローラ右クリックが遅いときの解決策(その2)

この記事は公開から3年以上経過しています。

Windows10でエクスプローラを開いたり、ファイルのコピー&ペーストや右クリックの度に数秒〜数十秒間エクスプローラがフリーズ(応答なし)になる現象を解決できる“かもしれない”解決策。

過去のエントリ「Windows10のエクスプローラ右クリックが遅いときの解決策」では、ネットワーク共有が要因の場合の改善方法について触れましたが、今回はシェル拡張を利用しているプログラムの1つが原因である場合の解決策について紹介します。


問題

Windows10のエクスプローラを開いたり、ファイルのコピー&ペーストや右クリックの度に数秒〜数十秒間エクスプローラがフリーズ(応答なし)になる。

原因

TortoiseGit/TortoiseSvnのアイコンオーバーレイ機能の変更通知によるエクスプローラの速度低下。

対応

TortiseGit/TortiseSvnのアイコンオーバーレイ機能を停止する。
(本例はTortoiseGitにおける設定ですが、TortoiseSvnについてもほぼ同様です。)

アイコンオーバーレイを停止するとTortoiseGitの最大の特徴である「エクスプローラアイコンによるファイル状態の表示機能」が利用できなくなります。

  1. TortoiseGitの設定画面を開く。

  2. 画面左のツリーでIcon Overlaysを選択する。

  3. Status CacheNoneを選択、Drive Typesのチェックを全て外して適用をクリックする。
    file

  4. 画面左のツリーでIcon OverlaysOverlay Handlersを選択する。

  5. Enable Overlay HandlersIgnoredDeletedまでの全てのチェックボックスをオフに設定して適用をクリックする。
    file

  6. 設定を反映するためにWindowsに再サインインする。


ちなみに私の場合、Microsoft® DirectAccessを利用したリモートワーク環境でこの問題が顕著に現れていていましたが、とても便利なアイコンオーバーレイ機能を捨てることとの引き換えに、エクスプローラを操作する度に待たされるストレスと生産性の低下から解放されました。

以上です。

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