SpreadsheetLightをVisual Studioでビルドする方法

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オープンソースのExcel操作ライブラリSpreadsheetLight 3.5のソースをVisual Studioでビルドしようとしたところ、何故かダウンロードしたソースに.csprojと.slnが同梱されていなかったため、.csprojと.slnを作成してビルドを行う方法を紹介します。

本例では Visual Studio 2017 を利用して説明しています。


手順

  1. SpreadsheetLight公式サイトからソース(Version 3.5)のZIPファイルをダウンロード、任意のフォルダに解凍する。

  2. 解凍ファイルの中のsourcecodeフォルダを任意のフォルダに移動する。
    ※本例ではE:\WinProjects\3rdLibs\SpreadsheetLight3.5に配置しています。

  3. Visual Studio のメニューからファイル新規作成既存のコードからプロジェクトを作成を選択、新しいプロジェクト作成ウィザードを起動する。

  4. 新しいプロジェクト作成ウィザードの作成するプロジェクトの種類を入力してくださいからVisual C#を選択する。

    file

  5. ファイルの場所で手順2のディレクトリを指定、新しいプロジェクトの詳細を指定して下さいSpreadsheetLightを入力、出力の種類クラスライブラリを選択する。

    file

  6. 完了をクリックすると、プロジェクトが作成される。

  7. ソリューションエクスプローラのSpreadsheetLightプロジェクトの参照を右クリックして参照の追加から参照マネージャーを起動する。

  8. アセンブリからSystem.Drawingアセンブリを検索してチェックボックスをオン、OKを押下して追加する。

    file

  9. ソリューションエクスプローラのSpreadsheetLightプロジェクトを右クリックしてNuGet パッケージの管理を選択、NuGetパッケージマネージャーを起動する。

  10. NuGetパッケージマネージャーの参照タブを選択して検索ボックスにopenxmlと入力、見つかった候補からMicrosoft製のDocumentFormat.OpenXml選択してインストール押下でパッケージのインストールを行う。

    file

  11. Visual StudioでSpreadsheetLightプロジェクトのプロパティを開き、アセンブリ名SpreadsheetLightに設定、任意のターゲットフレームワークを選択する。

    file

設定は以上です。

後は通常どおりビルドを行い、ビルドが成功すればプロジェクトの出力ディレクトリにDocumentFormat.OpenXml.dllSpreadsheetLight.dllが出力されます。


参考ウェブサイトなど

以上です。

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