キーボードスライダーのストッパーを自作する方法

この記事は公開から2年以上経過しています。

システム系のネタではありませんが、作業環境向上の小ネタです。

パソコンデスクに後付けのキーボードスライダーを取り付けて利用されている方も多いのではないかと思いますが、後付けのキーボードスライダーにはロック機構がないものも多いため、キーボード利用中にスライダーテーブルが徐々に引っ込んでしまうという事に困る方も多いのではないでしょうか。

私の利用しているキーボードスライダーは使用に支障はないとしても、若干遊びがあって動くのが気になったため、今回はDIYで簡易スライダーロックを作成する方法を紹介します。


用意するもの

  • 建築用の汎用ラッチ … 1 個
  • 緩衝ゴム(汎用) … 適量(長さ2cmにカット)
  • 強力両面テープ … 適量

ラッチや緩衝ゴムはホームセンターに、それぞれ数百円程度で売っていますので、お好きなサイズや形状のものを選んでください。両面テープは緩衝ゴムには薄型、ラッチは裏面が凹んでいるため厚手の1.2mmのものを使用しています。


手順

  1. スライダーテーブルを完全に引き出した状態にする。
  2. ラッチをオンにした状態で、スライダーテーブルに取り付けるラッチと、
    ステーに取り付ける緩衝ゴムの取り付け位置を決める。
  3. 位置決めした箇所に、それぞれを両面テープで貼り付ける。
  4. 両面テープの接着が完全になるまでマスキングテープなどで24H固定する。


完成図

黒いものがステーに貼り付けた緩衝ゴム、シルバーのものがスライダーテーブルに貼り付けたラッチです。
ラッチを右にずらすとスライダーがフリー、左に動かすとラッチのピンがショックガードゴムに挟まれて動かなくなる事で、スライダーをロックしています。

本当はステーを加工したいところですが、金属加工する場所も時間も気力もないので、今回は両面テープで妥協しています。

部品が本来の用途ではない利用方法のため、あまり強い力を与えてしまうと、接着が外れたりラッチや緩衝ゴムが壊れる可能性はありますが、通常使用では十分機能しています。

ちなみに今回はラッチを両面テープで止めているため、ネジ穴部分から見える両面テープに埃がついてしまわないように、UVレジンを垂らして固めてあります。

file


このように僅かな工夫と労力だけで改善できることは、仕事だけではなく日常生活でも色々あると思いますので、気分転換がてらに色々試してみるのも良いかもしれません。

以上です。

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