LinuxのNVIDIAドライバでサスペンドからの復帰後に画面がブラックアウトしたときの対応

この記事は公開から2年以上経過しています。

私ののメインマシン(openSUSE)はNVIDIA製グラフィックカードを搭載していますが、サスペンドからレジュームした際にxorgがブラックスクリーン(OSは動いているがGUIログイン画面が表示されない)になる困った現象が不定期で発生してしまいます。

ソフトウェアアップデートで治まったり再発したりを繰り返しているため、恐らくドライバかカーネルが絡んでいる印象ですが…。

これまではxorgを再起動する方法で我慢してたのですが、xorgセッションを終了させると作業途中の情報が失われてしまったり、開いていたアプリを立ち上げなおしたりと色々手間でしたので、今回は別の復旧方法を紹介します。

2022.10.29追記:
私が利用しているDell製のモニターS3221QSではファームウェアをM2C103へアップデート後にこの現象が全く発生しなくなったため、モニターのファームウェアを確認してみると良いかも知れません。


対応

  1. Ctrl + Alt + Fx (F1〜F6のどれか)で仮想コンソールを切り替える。

  2. GUIにログインしているユーザーと同じユーザーで仮想コンソールにログインする。

  3. 以下のコマンドを非rootで実行する。

    nvidia-settings -c :0 -a "CurrentMetaMode=nvidia-auto-select"

    ※コマンド実行時にAttribute not avaiableようなエラーが出ても無視してしまって大丈夫です。

  4. Ctrl + Alt + F7でGUIに戻る。

私の場合は、この方法でxorgのセッションを終了せずに再ログインすることができるようになりました。

NVIDIA GPU + Linux環境で同じ症状でお困りの場合は、一度トライしてみてはいかがでしょうか。


以上です。

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