LinuxのChromiumにWidevine CDMをインストールする方法

この記事は公開から2年以上経過しています。

Linux(Fedora 34)のChromiumでHuluの動画を再生したところDRM絡みのエラーで再生できなかったため、その対応についての備忘録。


対応

以下の手順でWidevine CDM(Content Decryption Modules)のインストールを行う。

  1. GitHubからchromium-widevineのリポジトリをクローンする。

    git clone https://github.com/proprietary/chromium-widevine.git

    ※gitコマンドが利用できない場合は、ここ(GitHub)からZIPファイル版をダウンロードしたうえで解凍してください。

  2. インストールスクリプトを実行する。
    (Googleの最新のWidevine-cdmがダウンロード&インストールされます。)

    cd chromium-widevine
    ./use-standalone-widevine.sh
  3. ChromiumでWidevine-cdmのインストール結果を確認する。

    killall -q -SIGTERM chromium-browser || killall -q -SIGTERM chromium
    exec $(command -v chromium-browser || command -v chromium) ./test-widevine.html &

    起動したChromiumに

    ・[✓] Widevine found!

    と表示されていればWidevineのインストールは成功です。

ちなみにDRMとは関係ありませんが、YouTubeのストリーミング再生時に

ご利用中のブラウザではこの動画を再生できません。

というエラーが表示される場合は、恐らくMPEGコーデック関連の不足が原因です。

私の場合はsnapからインストールしたChromiumを使用しているため、snapからchromium-ffmpegパッケージをインストールすることで再生できるようになりました。


参考ウェブサイトなど

  • GitHub
    proprietary/chromium-widevine

以上です。

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