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Qubes OS(4.1.1)のスタートメニューにAppImageなど、パッケージマネージャー以外からインストールしたアプリケーションのショートカットを表示させる方法についての備忘録。
対応
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Dom0のスタートメニューから、メニューを追加したいQubeのターミナルを開く。
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ターミナルで以下のコマンドを実行して、Freedesktopのデスクトップエントリーファイルを作成、vim等の任意のテキストエディタで開く。
Vimの場合:
vim ~/.local/share/applications/app_name.desktop
GNOME Text Editorの場合:
gedit ~/.local/share/applications/app_name.desktop
※
app_name
は任意の名前 -
以下例のようにデスクトップエントリーを設定して保存する(最低限の項目のみ設定)。
[Desktop Entry] Version=1.0 Type=Application Terminal=false Name=app_name Exec=/path/to/app_bin
※
app_name
は任意の名前、/path/to/app_bin
は実行するアプリケーションのパス -
Dom0のスタートメニューからメニューを追加したいQubeのSettings画面を開く。
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Settings画面で
Applications
タブを選択し、画面上部のRefresh applications
を押下してアプリケーションを一覧を更新する。 -
追加したデスクトップエントリーのアプリケーション名がAvailable欄に表示されたら、アプリケーション名を選択して
>
ボタンを押下してSelected欄に移動する。 -
Apply
ボタンを押下して設定変更を完了する。
今回はQubes OSのスタートメニューにアプリケーションを追加する方法を紹介しましたが、デスクトップエントリーを作成する手順の部分は他のLinuxディストリビューションでスタートメニューにエントリーを追加するのと同様の方法です。
参考ウェブサイトなど
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archlinux wiki
デスクトップエントリ -
Freedesktop.org Specification
Desktop Entry Specification/Recognized desktop entry keys
以上です。