Windowsのサインイン(ログイン)が非常に遅いときの対応

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Windows 10をコールドスタートしたとき、サインイン(ログイン)画面で認証してからデスクトップが表示されるまでディスクアクセスランプが激しく点滅した状態で約15〜30分位待たされるという非常に困った現象の解決策が判明したので、その対応についての備忘録。

ユーザーディレクトリ配下の一時ディレクトリC:\Users\UserName\AppData\Local\Tempのファイルを削除するツールを作成しましたので、興味があるようでしたら「Windowsのユーザーの一時ディレクトリをクリーンアップするツール」もご参照ください。


原因

OSのストレージセンサー機能やディスククリーンアップ機能ではユーザーディレクトリ配下の一時ディレクトリC:\Users\UserName\AppData\Local\Temp内のファイルがクリーンアップされないことで不要なファイルが大量に溜まってしまい、サインイン時にそれらのファイルに対して何らかのファイルアクセスが発生している模様(25GB程溜まっていました…)。


対応

ユーザーディレクトリ配下の一時ディレクトリC:\Users\UserName\AppData\Local\Temp内の不要ファイルを削除する(エクスプローラのアドレスバーから%TEMP%でアクセス可能)。
※安全策として最終アクセス日時(最終更新日時)から一週間程度経過したものを削除するのが望ましい。


結果

これまでサインインに15〜30分掛かっていたものが、1〜2分程度に短縮。

ディスククリーンアップやデフラグを施しても解決しないことから、第5世代CPU+HDD構成というスペック的な問題なのかと妥協していましたが、まさかローカルの一時ファイルは自から消す必要があるとは…盲点でした。

ただ、私が扱っているPCで一時ディレクトリにファイルが溜まって遅くなってしまう問題が発生するのは顧客貸与されたPCのみで、私が所有するWindows環境(ラップトップのWin11および仮想環境のWin10)では問題が発生しないことから、システム環境等にも依存しているのかもしれません。


以上です。

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