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Androidアプリ開発のリハビリとKotlinの学習を兼ねて、YouTubeの英語学習コンテンツとスマホのAI音声認識機能&音声読み上げ機能を使ってリピーティングやシャドーイングのトレーニングを満喫できるAndroidアプリを作成してみたので紹介します。
リピトレ:英語発音トレーニング
アプリの概要
YouTubeアプリと本アプリをマルチウィンドウモード(分割表示)し、YouTubeアプリでお好きな英語学習教材を再生しながら本アプリのAI音声認識と音声読み上げ機能を使ってリピーティングやシャドーイングのトレーニングを行う英語学習アプリです。
日本人には苦手とされている「L」と「R」の発音や、日本語にない発音などを一人で好きなだけ無料で練習できますので、ぜひ利用してみてください。
対応デバイス
Android 8(Oreo)以降のスマートフォン、およびタブレット。
機能と特徴
- お使いのデバイスに搭載されている高性能な音声認識機能と音声読み上げ機能を使うため、無料で利用できます。
- 音声認識と音声読み上げは、アメリカ英語とイギリス英語に対応しています。
- タップとダブルタップの簡単操作で、画面を見なくても操作できます。
- 音声認識率で自分の英語がどれくらい認識されるかを把握できます。
- 認識された文章は自動的に音声で読み上げるため、上手くスピーキングできたか画面を見なくても確認できます。
- 聞き取りやすいように、読み上げ速度を0.25倍〜2倍の7段階で設定できます。
- オフラインでも利用できます。 ※注意点を参照。
基本的な使い方
YouTubeと本アプリをマルチウィンドウモードで起動して、以下のような手順で操作を行います。
- YouTubeアプリで、お好きな英語教材のコンテンツを再生してリスニングを開始します。
- センテンスを聞き終わったタイミングで、本アプリをタップします。
- YouTubeアプリのコンテンツの再生が一時停止して音声認識が開始するので、すぐにスピーキングを開始します。
- スピーキングが終了すると認識されたセンテンスが画面に表示され、続いて音声による読み上げが行われます。
- 手順4の結果に応じて、以下のアクションを行います。
・もう一度センテンスのスピーキングを行いたい場合は、本アプリの画面をタップします。
・もう一度センテンスの読み上げを行いたい場合は、本アプリの画面をダブルタップします。
・次のセンテンスに進みたい場合は、YouTubeアプリの画面をタップしてコンテンツの再生を再開します。 - 手順2~6を繰り返してトレーニングを続けます。
同じセンテンスを複数回読み上げるコンテンツを用いて学習を行う場合は、リピーティングとシャドーイングを組み合わせて行うなど、練習の幅が広がります。
ご利用前の注意点
- 本アプリから別のアプリのコントロールはできないため、YouTubeアプリ以外の動画/音楽再生アプリを利用する場合などは期待した動作にならない場合があります。
- オンラインで利用する場合は、音声認識/音声読み上げ機能側で必要に応じてサーバーとのデータ通信が行われます。
- 音声認識と音声読み上げをオフラインで利用する場合は、お使いのデバイスが対応していてオフラインデータをデバイスにダウンロードしておく必要があります。
- 音声認識率は正しい発音を行うための参考にはなりますが、発音の良さを示すものではありません。
制限と問題点
- 認識したセンテンスの先頭が大文字にならないなど、文中の大文字/小文字が正しくない場合があります。
- 疑問符/カンマ/ピリオド/感嘆符などは省略されます。
- 短縮形で発話しても完全系で認識されたり、その逆になる場合があります。
- At sixがAt 6:00になるなど、時刻などの表現が発話と異なる結果になる場合があります。
- 一部のデバイスで音声認識のキャンセルに時間がかかるケースが確認されています。
- 何度言いなおしても、正しく認識できない場合があります。
以上です。